モーグリの生態
モーグリの生態
「20年魔の森に住んでるけど、脱出した人を見たのは初めてクポッ!」
FF9の物語の序盤、魔の森を脱出したジタンたちに対するモンティの言葉。
このあと、「すごいクポね〜、強いクポね〜!」と続く。
いや、魔物がうろつく森の中で20年も生きていたアンタがすごいし強いよ。
とにもかくにも、このセリフのおかげでモーグリは20年以上の寿命があるらしいことが分かる。
雌雄が交尾すれば子供もできる。おそらく胎生。
人間と同じ雑食性で、魚も野菜も食べる。
FFシリーズのマスコットともいえる妖精モーグリは、
白い毛に包まれた小さな体をしていて、背中にはコウモリに似た翼がある。
初出は3。6で頭にポンポンがついて、チョコダンや9で姿形が確定したという感じかな。
9に多く登場するモーグリは、糸のように細い目、
小柄な体に白い毛、頭についた赤いポンポン、そして背中の翼が特徴だ。
3や5、6の設定を借りれば、モーグリたちは洞窟や森のような人里離れた静かな場所を好み、
そこで群れをなして暮らしている。
彼らはある程度の知能を持ち合わせていて、人間と話すこともできるし、
衣服を作ったり、武器を鍛えることもできる。
文化水準は、じつは人間のそれとたいして変わらない。
9では、モグネットという独自の郵便配達システムを構築していて、
非常に高度な情報網と、それを支える技術を持っている。
5や6ともっとも異なるのは、モーグリが積極的に人の街に入り込み、そこで暮らしていることだ。
彼らは人間社会にとけこみ、人間社会の文化を着実に取り込んでいる。
11では、モグバンクやモグハウスなどの金融業、不動産業にまで手を出している。
9に登場するモーグリたちは、一見みなのんびり屋ばかりだが、
スティルツキンのような探検家や、モグタローのような情報通もいるし、
メネのような金勘定や財テクを得意とするモーグリもいる。
モグオの健脚には、誰もが度肝を抜かれるだろう。
あるいはモーグリは人間社会の基盤に食い込む、非常にしたたかな種族なのかもしれない。
……これって、生態というより社会性かしら?
Oct.21.2009
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