ミスリル



ミスリル


ミスリルとは、「灰色の輝き」という意味を持つ金属。
小説『指輪物語』に登場する希少な金属で、最高硬度を誇り、たいへん高価。 見た目が銀に似ていることから、ミスリル銀とも呼ばれる。

FFシリーズでも、ミスリルを原材料とする武器防具が登場する。 登場のタイミングは、たいてい序盤から中盤にかけて。 ほどほどに威力があって、値段も手頃。そんな位置。
『指輪物語』での扱いに比べると、だいぶデフレが進んでいるみたい(笑)。

もちろん9でも、ミスリルグッズは登場する。

世界各地の店でミスリル製の武器防具が取り扱われている。 フライヤも、ミスリルスピアを「軽くてなかなか使えそう」と評価していた。 強度もそれなりにあるはずだ。
9の物語でもミスリルは非常に汎用性の高い金属であるらしい。

特筆すべきは、極北の閉ざされた大陸にある町、エスト・ガザ。
この町の店は、ガイアで唯一、ミスリルグッズ全12種類をそろえている。

DISC3でエーコが誘拐されると店の品揃えが変化してしまうため、 アイテムコレクションやアビリティコンプリートを狙う場合、事前に立ち寄っておくといい。

んで、エスト・ガザにこれだけミスリルグッズがそろっているということは、 閉ざされた大陸にはミスリルの鉱山、あるいは鉱床があるのではないかと思うわけ。
大量にミスリルを採掘できるために、エスト・ガザで冶金や鍛造の技術が発達。 それが世界中に伝播して、ミスリルの加工技術が普及、さらにミスリルの低価格化が進んだ、と。
エスト・ガザは年中他の大陸から観光客が来ているから、情報や技術の出入りは難しくない。 ダゲレオあたりを経由して、リンドブルムや他の国々がミスリルを輸入していた可能性もある。
アレクサンドリアもリンドブルムも、"霧"という障害はあるものの、渡航の技術を持っている。 エスト・ガザやダゲレオとの交流は、十分可能だ。

アルティマニアの記述と整合性を確認する必要があるけど、 僕は、FF9におけるミスリルを、こうとらえている。

May.10.2009



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