土属性と風属性
土属性と風属性
FF9における土属性と風属性の地位について考えるとき、エーコの召喚獣フェンリルを無視することはできない。
通常召喚「大地の怒り」は、フェンリルが土の巨人を呼び出し、それに応じた巨人が敵にアッパーをかます。
エーコがアイテムおとめのいのりを装備している時は「千年の風化」に切り替わり、フェンリルが自ら敵を攻撃する。
「大地の怒り」は土属性、「千年の風化」は風属性だ。
2つの属性を使い分けられるフェンリルは、一見したところ有用なように思える。
しかし実は、攻撃手段としてこれほど使いにくい召喚獣はいない。
第一に、土属性を弱点とするモンスターが存在しない。
逆に無効化あるいは吸収してしまうモンスターが圧倒的に多いのだ。
戦略的価値は皆無。
風属性については、永遠の闇をはじめとする飛行モンスターが弱点としているものの、
これを使うためにはアクセサリー装備枠をつぶさなければならなくなる。
いっそ力押しした方がよっぽど効率がいい。
器用貧乏を地で行っている(笑)。
その点、ガーネットの召喚獣は属性の住み分けがはっきりしていて、
しかもそれぞれの属性を弱点としているモンスターも一定数いる。
エーコは白魔法で勝負しろということか。
ただ「大地の怒り」も「千年の風化」も、ビジュアル的に非常に見映えがいい。
僕は、フェンリルの召喚ムービーが一番好き。
「100年後の物語」でも、フェンリルを登場させる予定。
風を起こしながら空を駆ける狼に騎乗する召喚士って、絵になるでしょ。
Apr.29.2009
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