貨幣ギル
貨幣ギル
ギルとはFFシリーズで通用される貨幣単位である。
しかし「財布のギルが無い」というように、ギルがただの単位として使われていない場面もあり、一見したところ不自然だ。
しかし、これに関しては、ジタンが物語の中で明確な答えを出してくれている。
狩猟祭に参加するとき、優勝賞品として何を望むか尋ねられて、ジタンは「ギル」と答えているのだ。
ギルが欲しい――金が欲しい、と。
つまり「ギル」は貨幣単位であると同時に「お金そのもの」だということ。
「ギルが無い」という台詞は、「お金が無い」と同義なのだ。
Aug.2007
ギルの貨幣価値
ギルの貨幣価値は、いったいどれぐらいなのか。
1ギルあたり、いったい何円なのか。
アイテムや装備品の価格から考察するのも有効だけど、ここは、もっと別の視点から考えたい。
ダリの村の酒場にあるお品書きには、酒場で扱っている料理や飲み物と、その値段が示されている。
それによると、
つけ物 8ギル
干しイモ 4ギル
串焼き 10ギル
リンドブルム・ピクルス 8ギル
黒ビール 5ギル
白ビール 8ギル
赤ワイン 7ギル
白ワイン 9ギル
水 1ギル
ギサール酒 11ギル
という価格設定になっている。
水が有料であることに驚く人もいるかもしれないけれど、
むしろ、飲料に適した水に恵まれていない地域では、金を取って当たり前とも考えられる。
リンドブルム・ピクルスはたぶん輸入品。
これがギサールピクルスを指しているのかは分からない。
ギサール酒は、日本でいう芋焼酎とかそんなところだと思う。
たぶん高級なお酒。
ビールとかワイン(おそらくグラス単位)の価格を比較していくと、
1ギルあたり30〜50円が相場なのかな、と思えてくる。
たとえば1ギル50円と仮定すると、狩猟祭の賞金は25万円(5000ギル)、
リンドブルム占領時にシドが支度金としてジタンたちに渡したのが15万円(3000ギル)となる。
賞金としても、支度金としても、十分な金額のように思える。
ちなみにサラマンダーの手配書に書かれていた懸賞金は500万円(10万ギル)、
トレノの噴水に投げ入れるのは500円(10ギルコイン)。
……うん、こんなところかな。
Aug.27.2010
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