丑年

「どうしたんだ、ミコト?」
「いえ……ただ、それだけはやめたほうがいいと思って……」
たごさんの
へたれ研究所に触発されたサラマンダー(笑)。
うちであのポジションにつけるのは、こいつでしょう。
さて、正月絵で描いたブラザーズは、牛形の召喚獣だ。
牛形の召喚獣というと、他にカトブレパスがある。
ブラザーズのミノタウロスとセクレトもカトブレパスも、みなモンスターからの昇格組だが、
その後のナンバーでまたモンスターに降格されている。
こうした召喚獣の変遷は、非常に興味深い。
FF9に登場する召喚獣に焦点をあてて振り返ってみよう。
シヴァとイフリートは3以降、全てのナンバーで登場している皆勤者。
序盤で活躍する不動のポジションを得ている。
12でも、飛空艇として登場。
その一方、ラムウは8でケツァクウァトルに、10でイクシオンに雷属性召喚獣のポジションを奪われ、皆勤を逃している。
アトモスは、モンスターからの昇格組。
同じ重力系召喚獣であるディアボロスに押され気味だが、12では飛空艇として登場をはたしている。
オーディンは、ナンバーによって待遇に差がある。
とくにひどいのは8で、必殺の斬鉄剣を弾き返されて倒れ、そこを通りがかったギルガメッシュにお株を奪われた。
リヴァイアサンは3の頃から地位が高く、4、5とバハムートに次ぐ実力を誇っていた。
しかし6、10では登場せず、召喚獣としての地位は決して安定していない。
考えてみると、2で主人公を飲み込んだんだっけ。
最も浮き沈みが激しいのはバハムート。
じつは1から登場している古株であり、3、4、5と、最強の地位にあった。
しかし、6でその地位が揺らぎはじめる。
そして7、8では、バハムート以上に強力な召喚獣が登場し、相対的な地位は急落。
9で復権かと思いきや、悪役に転落した挙句、アレクサンダーによって木っ端微塵に。
終盤戦では、無闇に長い演出時間を誇るアークの方が、むしろ戦略的な価値が高かった。
10では物語の重要な鍵を握ることとなり、新たな分野を開拓。
11は知らん(爆)。
12ではラストダンジョンである空中要塞として登場。
余談だが、バハムートは、3で主人公たちを自分の子供のエサにしようとした。
フェンリルは6が初登場。登場回数はまだ少なく、未知数。
カーバンクルは、5でモンスターから昇格。
カトブレパスとは同期だが、その後カトブレパスはモンスターに再降格され、はっきりと明暗が分かれてしまった。
フェニックスも5で初登場。
シリーズを通して、もっとも使いどころに困る召喚獣(笑)。
マディーンは、登場回数こそ少ないものの、6では主人公の父、9ではエーコの親友という、おいしい役どころを押さえている。
なお、6はマディン、9はマディーンと微妙に表記が違う。性別も違うし、やはり別人なのか。
Jan.8.2009
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