敬老の日





老爺と少女



敬老の日を記念して描きました。
眠るモリッドに、スライが毛布をかけるの図。
ていうかこの2人。『飛立翼』本編にも出ていないんですけど(汗)。

FF9って、魅力的な老人キャラが多いんですよね。
物見山に暮らすモリッドは、そんな中でいちばん好きな人物です。

スタイナーを「お若いな」と諭したり茶化してみたり、
”霧”が晴れたことで飛空艇が飛ばなくなったことを寂しがったり、
ジタンが届けてくれる珍しいコーヒー豆に諸手を挙げて喜んだり。

スライも、そんなモリッドのことを慕っているようです。ちなみに彼女は、僕が初めて「萌え」というのを体感した人物です(爆)。

Disc4の冒頭、世界を襲った異変を目のあたりにして最初に「モリッドとスライは無事だろうか」と考えました。
それはもう、慌ててダリへ飛んで行きましたよ(笑)。
そしてそこで知ったのは、モリッドが死んだという事実。
「お母さんがいなくなったときを思いだしてつらいんです」とうつむくスライを見て、
ぜったいにクジャを止めてやる、と決意を新たにしたものです(笑)。

そのときコーヒーのイベントをクリアできていなかったのが悔しくて、
次のプレイでは必死にコーヒーを探し回りました。カードやチョコは後回し(笑)。
そしてモリッドが欲しがっていたコーヒー豆を手渡したのです。
ただ、Disc4でモリッドが死ぬという結末は変わりませんでした。

ですがその一方で、スライの台詞に変化が起こりました。
「モリッドさんは……眠っているようにおだやかな表情でした。
あたし……つらくない別れがあるなんて思いもしませんでした」
彼女の言葉に救われましたね。
ああ、良かった……と。


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